妖精と精霊と人間と
 「終わったねー。」
 「そうだねー。」
 美香とリデロが二人で笑っていると、ブラウンがこう言った。
 「それでは皆さん、夕飯の準備でもしましょうか?」
 「手伝う?」
 北斗がそう言うと、明が引きつった顔でこう言った。
 「北斗、お前はやめてくれ・・・美咲。お前がやってくれねーか?」
 「もちろん☆」
 美香はいったん目を瞑ると、再び開いた。これだけで、美香と美咲は入れ替われるのである。
 「ラーグウェイ、手伝ってくれ。」
 美咲はそう言うと、台所へと消えていった。
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