あふれる涙のドロップス

「おーい、立川!」




「え!?葉山!」





「さっき七瀬と中で会って」





「あいつ、まだ服選んでた?」





 おう、と頷くと、そうか、と立川は言った。





 飲みもん何がいい?と聞かれ、じゃ、サイダー、と俺は答えた。






「なあ。葉山は好きな人いんの?」





 立川は自動販売機に100円玉と30円を入れる。






「いるっちゃいるけど」






「誰?」





 いささか立川は驚いたようだ。






「いや、言えない」






「え、聞きたい!」





 立川はしつこく食いついてくる。





「多分お前聞いたらびっくりする」





「いいよ」





 俺は静かに答えた。






< 100 / 145 >

この作品をシェア

pagetop