あふれる涙のドロップス

「逃げるぞ!」



 いきなりあたしの手を掴んで走りだす。さすが男子バレー部。あたしがついていけるわけがない。



「待って海斗!あたしが追いつかん!」



「それならおんぶしてやる!ほれ、乗んな!」



 乗んなと言われても、海斗の背中に乗れるわけがない。


 ゼェゼェ言いながら、とりあえず海斗の隣で走っていると、いきなりお姫様抱っこだ。



「!?!?!?」



「さっきとおんなじ反応だな」



 こんだけ速く走りながらも、しゃべることのできる、海斗。


 超人じゃないか?

 
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