幸せになっていいですか
歩き出した
みんなと別れて部屋に戻った・・・ソファーに座った。

「一哉ちょっと」

「何?」

「この印」スカーフを取った。

「あっ。ついてた?」

「とぼけますか~?」

「真理が好きすぎてつけた。ごめんな」

「明日会社で聞かれたら困るわ!」

「俺がつけたってわかるでしょ。気にしない。」

「もう・・・なんてポジティブな考え・・・」

「またつけようか?」

「加奈子にこれ以上見られたら困るから嫌よ」

「加奈子さん見たんだ・・・」

「・・そうよ。着替えている時、ビックリしてたわ」

「背中にくっきりって言われたから・・・恥ずかしかった・・」

「暫く背中の開いた服は無理だね・・・」

「もう。一哉のバカ」一哉のお腹をポンと叩いた。

「痛い・・って嘘」笑いながら言った。

「それと金曜のこと・・・兄のことだけど・・」

「話にくかったら、さっきの部屋使っていいぞ」

「あの部屋のキーはこれだから・・」わたしてくれた。

「わかったそうする・・ちゃんと伝えるから・・」

「ああ・・頑張ってな」私にそっとキスをした

暫くその時間を楽しんだ・・・
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