幸せになっていいですか
「今なんて言った・・・」

「だから結婚するかって」

「え・・結婚?・・誰が・・」

「お前こそ酔っ払ってる?」

「お前とだよ。何度も言わせるな・・」手で口元を隠して横を向いた・・

「・・・え?・・・あ・・・」

その二人を見てみんなが黙ってしまった・・・

こっちを見てる視線が痛い・・・

「だから・・え・・うん・・で・・」返事が可笑しくなってきた。

しどろもどろしてる私に・・

「真理。壊れたかも・・」

「だな・・」

「真理さん」

「真理お姉さん」

「え?・・・は!何?」

「返事忘れてますよ。一哉さんに!」

「あーー!ってここで聞く~?」

「聞く」みんなが真理を見て言った。

「・・・うん。結婚・・・しない」

「え?真理・・あんた・・ばか?」加奈子が速攻に突っ込んできた。

「って・・嘘。一哉。私でいいの?」

「もちろん。真理しか考えてないから」

「ありがとう・・・よろしくね」みんながいたのに抱きついた

「こちらこそ。よろしくな」一哉が照れ隠しなのか、私の頭を撫でてくれた

「兄貴。やっと叶ったな。おめでとう」

「一哉。おめでとう。」

「真理・・・よかった・・・よかった・・」加奈子は泣いていた・・声になってなかった

それを見てた沙紀さんまで泣いていた・・

みんなが祝福してくれてる・・・私これでよかったんだと思えた・・・

明日のことを考えてとりあえず今夜はみんな帰った・・・
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