嘘つきなポーカー 1【完】
「華代、行こ。どこ遊びに行く?」
由佳は笑顔でそう言った。
華代にはそれが作り笑いだときっとバレていただろう。
だが華代は笑顔で応える。
「うーん、パーッとカラオケにでも行く?」
「カラオケか…そういうのしたことないからなぁ…。」
「そうなの?じゃあ尚更行くしかないね!」
そう言って由佳と華代が前を向いて足を進めようとした時、ある光景を見て2人同時に立ち止まった。
それは、見知らぬ女子と薫が一緒に居る姿――…。
少し離れているので会話の内容は分からなかったが、2人はとても楽しそうに会話しているのが見て取れた。
ズキン――
由佳の胸が激しく痛んだ。