【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀


植木さんは


「あぁ叱りましたよ。組長と若はゲンコツすらくらわしました。」


「つよーい。」


思わず感嘆の声をあげた。


佐和子さんは佐和まで言うと正座するって本当かも聞いたけど


「そりゃそうです。あのお方も可愛いからこそ厳しくしました。」



そうなると叱られない私は可愛がってもらっているわけではないんだと少し淋しい気持ちになった。



でも植木さんは私を見ながら


「結衣さん、結衣さんはそのままが一番いいんです。何も叱る必要がねぇ。一番の優等生で植木は助かっているんですよ。」


いつもの優しい笑顔で背中をポンポンと叩いてくれた。


「三浦さん聞いた?優等生だって。」クスクスと吹き出すと



「若に聞かれたら叱られそうですけどね、結衣さんは本当に可愛いお人だ。心配になるぐらい儚げな人だと思ってやしたが、ポッと灯りがともったような笑顔にみんなぞっこんなんすよ。」



「あぁ。植木も結衣さんには絶対に敵いやせん。嫌いなんて言われたら死にてーぐれぇだ。」



「あははは。ないない。そんなこと絶対にないです。」







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