【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
私が走った仕来たりの家の中での鬼ごっこの話には、お爺様も志摩子さんも黙って頷き
3Fから飛び降りた話しには目をまるくしていたけれど
「やつらの嬉しさったらねぇだろうなぁ。」
「私なら飛び下りたりしませんよ。」
志摩子さんが笑った。
「志摩子さん、私たちは自分で逃げられるからそんな事にはなりませんって。」
由香里さんに言われ
「す…すみません。」と顔が赤くなった。
食堂と玄関までの神の印の話も隼が楽しそうに伝えると
「それなら久しぶりに行ってみるか。その神の印とやらをこの目で見てぇもんだな。」
お爺様が言い
「遊びに行く理由が出来て良かったですねぇ。」志摩子さんが笑った。
お爺様も志摩子さんも私が何ものでどうして隼の家にいるようになったのか、そんな事はすでに知っているようだった。
それでも、細かいことはわからずにいたようで楽しそうに話しを聞いていらっしゃった。