【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀

もう酔いなんかすっかり醒めた気がする。


いっそ酔っていた方が良かったとさえ思った。



仕方がないから隼の方へ振り返り


「ごめんね。でも仕事してたんだよ。遊んでたわけじゃないの。」


「あぁ。」


「ちゃんと最後まで仕事したいと思うんだけど。」


「ﾁｯ」


隼は隣へ座ることを許してくれた。




司は見捨てたくせに


「結衣、うまくなったな。」なんていうから


思いっきりﾍﾞｰｯと舌を出した。