【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
「寒いから外に出てこなくていい。」
いつになくそんな言葉を言われた。
それが何だか悲しくてうつむいていると
「結衣、妬きもちだ。気にするな。」
司が頭を撫でてくれて
「え?」と顔をあげると
「チッ」と隼からは舌打ちが聞こえ
「まぁ、一緒に出かけても結衣を寒くなくしてやれるのは俺だな。」
「チッ。」
司は隼をからかうように言っていたけれど
「お前じゃねーよ。コートだ。」
隼の言葉で私は理解した。
「あはははは。」
大笑いを始めた私に
「結衣、外に出てくるなら長いコート着てこい。持ってるか?買うか?」
「いや、あるけど平気。あははは少しの時間だし。」
隼のやきもちが嬉しいような可笑しいような…。
だけど、「ごめんね。」
隼に謝り
そっと隼と手を繋いで3人で部屋へと向かった。