【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
「隼、隼。」
「ん?」
「前留めて。」
吹き出しながらコートの前のボタンを留めてあげた。
「気をつけていってらっしゃい。」
「高野さんよろしくお願いします。」
いつものように隼の車を見えなくなるまで見送った。
玄関へ戻ると植木さんが笑っていて
「コートは若へのプレゼントですかい?」
「はい。」
「ロングコートとは珍しいなと思いやした。」
「司への妬きもちが発端で…」
吹き出した私に植木さんも想像したようで笑いだし
「私をコートの中にくるみたがっていたので。」
言った途端
「若…。」
植木さんは身体を震わせて笑っていた。
2人で大笑いしたあとで、
踏み台があるから大助かりで実に快適なキッチンのお礼も伝えた。