【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
翌朝、着替えが終わると隼は嬉しそうにコートに袖を通し
歩きにくいからっていうのにわざわざ私をくるんだまま歩く。
それが可笑しくて可笑しくて
「ねぇ…いつもの何倍の時間かかってると思う?」
「問題ねぇ。」
「え?あははは。」
笑いながら玄関へ行くと久しぶりに植木さんが立っていらして
「お2人の幸せそうな声が聞こえてきやした。」
私達を見るといきなり吹き出した。
その後で、
「1つ歳を重ねたってことはまた1つ大きくならなきゃならねぇでごぜえやすよ。」
「あぁ。」
「気をつけておでかけくだせぇ。」
「あぁ、いってくる。」
隼は頭を下げると車へと歩き出した。