【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
私の番がきた。お腹にぐっと力を入れ指先を伸ばし
「有難う御座います。ご丁寧なるお言葉。申し遅れて失礼さんにござんす。手前生国と発しますところ、東海道は駿河の国でござんす。
清水で生まれ親の好きな次郎長、石松、小さい頃から意味もわからず仁義というのを物語として目にしてまいりやした。
幼き頃に母を亡くし3年前に父を亡くしてからは江戸へと移り勤めていたのは、花屋でござんす。
いつもはやらねぇことから隼と出会い、組長や姐さん組の方々にたいそう可愛がられ幸せな日を送らせていただいておりやす。
極道の世界はまったく知らないど素人の手前が、いったいここで何のお役に立てるのかわかりやせんが、隼、植木、三浦という手前にはもったいない三種の神器を預かりまして、5代目若頭、藤堂隼の姐さんとして、骨身を惜しまず、藤堂組の為に生涯仁義を貫き、姐さん方に少しでも近づけるようしっかりと5代目若頭、藤堂隼を支える決意でごぜえやす。
姓は吉永 名は結衣と申しやす。以後、ゆい坊の叱咤激励よろしくお願いいたしやす。」
「よしいいぞ。」
植木さんが褒めてくれた。