【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
隼が笑いながら
「どういうこと?」と聞いてきた。
「ちゃんとした仁義を切らなきゃ式には出ないって言われたの。
私と先代との秘密で極道たるもの口が堅くなきゃならねぇ悟られてもいけねぇって。
だけど、難しいだろうから植木さんと渡辺さんにだけ相談していいって言われたのね。
でもその後で植木さんにも仁義切るようお願いしなさいなんて言うからそりゃもう秘密の猛特訓よ。」
「あははは。式が近いからそわそわしているのかと思った。」
いつもなら言いたい事は言えとか、どうしたって口を割るまで聞いてくる隼が
「どうした?緊張してきたか?」なんて言葉で
「うん。」って言うとそっと抱きしめてくれるだけで深く追求することがなかった。
隠し事をしているような後ろめたさも少しあったけれど
大事な式の為だから理解してくれると思って私も悟られないよう必死だった。