【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
「食堂のがピンクなんです。」
指をさして振り返ると
志摩子さんがクスクス笑っていて
「結衣坊…その見上げる姿…、何て可愛いの。お猿さんが木の実を見てるみたい。」
たいそう失礼な事をおっしゃった。
猿と聞こえた隼はそれはそれは嬉しそうに
「猿、猿。」
腹がたつほど連発してた。
由香里さんまで
「結衣も猿だったのね。」なんて笑うから
「私はメスだからあんな猿とは一緒にしないで。」ってコソッと言うと
「当然でしょ。あれは野生だからね。」
クスクス笑いながら歩いた。