ドキドキ
だって、ホントに優しいんだよ。


初めて会ったのは受験の日だった。

覚えてる?


覚えてるわけないよね?


受験なのに、大切な日なのに。

消しゴム忘れた私。


泣きそうになって焦ってカバンの中身ひっくり返して探してる私に、予備であるからって消しゴム貸してくれたんだよ?


そこで一目ぼれして、入学したとき、同じクラスで。


飛び上がるぐらい嬉しかったんだ。


でも、あのときのお礼も言えないまま。


目が合うと恥ずかしくて、美亜ちゃんの後ろにずっと隠れてたんだ。




まさか告白OKしてくれるなんて思わなかった・・・・




でもでも!



付き合うって事だよね?


えぇぇぇぇえ?!


今更びっくりしてる私。



夢・・・・・?



夢じゃないよね・・・?



え・・・?



騙されてない・・・?




あぁ・・・どうしよう・・・・・



心臓・・・持たないよ・・・・
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