君と私の別れの時
~前園ありさ~
「あ、ありがと…」
「ん、へーき」
「あはは、何だたんだろうね…」
「ちょっとこい!」
「えっ」
連れていかれたところは人があまりいない階段だった
そこについたらお互い無言で
「……」
「……」
「……」
沈黙を破ったのは桜木柊だった
「あのさ…聞いてもいい?さっきのあれ」
「あーくだらないことだよ…」
「いいよ」
なんか桜木柊の声に安心してこれまで誰にも言えなかったことを話していた