君と私の別れの時


やばいよ、どうしよ…
柊を見ると
口パクでほっとけと言っている
ほっとけって…でも私が今何か言っても状況が悪化しそうだし…

「ありさっ!」

「えっ…」

「ちょっと来て!」

「あっ…うん」

薫たちとちょっと離れたところで

「どういうこと?あの二人は付き合ってるの?」

「う…ん」

「はぁ?あんた最低!私が隼人くんのこと好きだって知ってるんでしょ?なのに何であいつらとダブルデート何かできるのよ!」

目に涙を浮かべ私に言った

「謝るんだったら…謝るんだったらあいつらを別れさせてよ!」

花菜の怒鳴り声が聞こえ薫がやって来た

「ねぇ、ありさはこの話に関係ないよね」

「はぁ?」

「だからあなたは怒る相手を間違ってると言ってるの」

「なんなのよ…」

「ありさは隼人達の所に行ってて」

「うん…」

そこから薫と花菜が何を話してたからわからない
でも、最後に花菜は泣きながら走ってどこかに行ってしまった
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