恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
「そんなの、電話でよかったのに」


「そうだけど、それじゃ俺が納得できないから」


秋生さんは、そう言って、照れたように笑ってみせた。


だからって、こんなに熱い中走ってくるなんて。


熱中症になったらどうするの!?


あたしは呆れながら秋生さんを見つめる。


「俺さ、当たり前みたいに月奈ちゃんの……その……」


「太もも?」


「そ、そう。太もも……触ってごめん」
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