恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
あたしはその番号を見て「うそっ!?」と、声を上げる。


まさか、作者の人から連絡先をもらえるなんて、思ってもいなかった。


妖精たちが見えなくなった理由が少しでもわかればいいな、とは思っていたけれど……。


「ど、どうしよう」


オロオロと部屋の中を歩きまわる。


連絡してみようか?


あたしからファンレターを出したのだから、そうするのが普通だよね?


でも、いざとなると緊張して、すぐに行動に移せない。
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