恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
小さなカードの中にぎっしりと書かれた文字に目を走らせる。


《君が見えている美影に白堵は、きっと僕が見ていた妖精たちと同じ子だと思います》


あれ?


でも、美影って『俺のことが見えるやつに、初めて会った!』って、言っていたような気がする……。


首をかしげつつも、先の文章へと目を向ける。


《妖精は、実在しています。もしよければ、下記へ連絡ください。月奈さんの疑問が少しでも解決へ向かうために、協力します》


そう書かれていて、一番最後に電話番号が書かれていた。
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