恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
そして、コンビニで待つこと10分。


白い車が駐車場に止まり、背の高い男の人が下りてきた。


「あ、もしかして、あれかな?」


陽菜ちゃんがコンビニの中から外を見て言う。


「そうかも……」


サングラスをかけて、いかにも業界人という風貌をしている。


なんていうか、オーラが違う。


「こっち来るよ!」


コンビニに入ってきたその人がキョロキョロとあたりを見回し、そして、あたしたちに気が付くとこちらへ歩いてくる。
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