恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
浴衣姿
そして、その日。


久しぶりにみんなと再会したあたしは、花火大会の時と同じように、バッグに妖精たちを入れて帰ってきていた。


「みんな、大丈夫?」


部屋に入ってようやくバッグをあけると、みんなあちこちに体をぶつけたようで顔をしかめていた。


「ごめんね、できるだけ揺らさないように歩いたんだけれど……」


そんな申し訳ない気分を吹き飛ばすように、4人は一斉にバッグの中から飛び出してきた。
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