恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
「白堵!?」


あたしは驚いて立ち止まる。


白堵だけじゃない。


菜戯と汰緒もいる。


「今日は、2人きりじゃなかったの?」


美影に聞くと、「俺もこいつらがここに来るなんて聞いてねぇよ」と、眉間にシワを寄せた。


「1つ屋根の下に暮らしているんだから、美影の情報くらいいくらでも入ってくるんだよ。

僕たちに黙って月奈ちゃんとデートするなんて、信じられないよ、美影」


白堵は頬を膨らませている。
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