恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
もしかして、あたしのこと慰めてくれているの……?


「あり……がとう」


心の中がじんじんと熱くなってくるのがわかる。


美影、口は悪いけど案外いい子なのかも?


そんなことを考えていると、お局さんから「いつまでボーッとしているの? 手伝いなさい!」と、怒鳴られてしまい、あたしは慌てて立ちあがったのだった。

< 57 / 428 >

この作品をシェア

pagetop