鳥籠の死神
もうあの森へ帰る事はできないだろう。



はじめから死神は覚悟をしていました。



なぜなら、いつかこんな日が来るだろうと、予感していたのです。



人間は自分とは違うものを恐れ、否定する生き物なのだから。



だんだん近づいてくる足音。



現れたのは騎士の青年と同じくらいの、夜色の髪と瞳を持った青年。



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