人見知りのキリスト
「おい、待てったら! さあ、家に帰ろう!」



ようやく追いつき、少年の肩を掴んだ。


澄人少年は俺の手を振り払い、嬉々として叫んだ。



「健ちゃんと雪合戦するんだ!」



「健ちゃんはいないぞ」



「ちゃんと約束したんだから、いるに決まってるだろ」


澄人少年は再び走り出した。
< 113 / 216 >

この作品をシェア

pagetop