美樹
夏也))「そうですか、残念です。
あたし小さい頃とか俊太に支えられて生きてきたんです。」

和美))「支えられて?」

夏也))「はい、俊太がいなかったらあたしは今この世にいないでしょうね?
でも、色々あったおかげで精神的に強くなったと自分でも思います。」

俊太))「誰が?」

夏也))「しゅっ俊太!」

俊太))「夏也はまだ精神的に強くなんかないだろ?」

聞いてたの!?

夏也))「なっ、前よりはだもん!」

俊太))「弱いくせに。」

俊太はそう言ってあたしを抱きしめてきた。

夏也))「えっ、俊太?」
< 155 / 187 >

この作品をシェア

pagetop