ラヴコリーダ
もう、何で“初めて”って言う宣言をドS意地悪部長にしなきゃいけないのよー!

わたし、バカみたいじゃないの!

イタイ子だって思われたじゃないの!

お嫁に行けないじゃないの!

恥ずかしさのあまり、今すぐ穴があったら入りたい…と言うか、今すぐ穴を掘りたい状態のわたしに、
「ほお」

部長は呟くように返事した。

「それもそれで、なかなか乙なものだな」

「えっ…」

オツ?

甲乙の、乙だよね?

部長は顔をおおっているわたしの両手を外すと、
「開発のし甲斐がありそうだ」

ニヤリと笑った。
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