生まれてきた使命
光は人を器として
魂を入れ替える仕事をしていました。

年寄りや若い人
生まれたばかりなどたくさんの器から
飛び出た言霊が光の前に列を作り

次の器の順番待ちです。

人は神から身体を借りて
また神に身体を返すという
いわばローテーションでこの地に
生きているのだと言います。

しかし神が心という神秘的なものを見つけ
人に与えてしまった為に
本来の自分の使命を忘れ
自分の器を産んでくれた親に
長い行列を作り心待ちにしていた
その親に反抗し悲しませ
自分自身にも落書きの加工や
自ら器を捨て去ろうとするものも
いるのだと言います。

自分にはどんな使命が任せられたか
解る人はいないとの事。
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