あなたがいなければ。【短編小説】


これでやることはやった。


あれ?


そう言えば晃君どこ行った?





まぁいっか。











数日後。




里奈達にも謝り、お別れした。



その時里奈から言われたのが、

『この私を怒らせた慧里奈は面白かったわ。年に一回必ず会ってくれるなら、私も慧里奈離れするわ。』

だった。


もちろん、1年に一回会うことは承諾した。


里奈は、遠回しだけど凄く私を想ってくれる。


だから、何年も一緒にいられたんだ。

本当に里奈には感謝しなきゃね。



晃君。

いや…

晃。




いつだか晃に、

『そろそろ君付けやめてくんない?』って言われちゃった。

拒否したけど、脅されました。

『キスするよ?』ってね。




大人しく従いましたよ。

別にキスしたくないってわけじゃ無いけどその時は気が乗らなかった。










みんな、私のキャラ変わってると思う?


私は思わない。

だって、どれも本当の自分だから。






ほんの一瞬だったけど、晃とも離れた。

その一瞬がかなりきいたんだけどね。





でも、やっぱり経験だね。


何事も経験だ!







って私は思います。
晃。


私はあなたがいなければ、今頃地獄の底にいたかも知れない。

ありがとう。


そして…












「大好き。」

「俺は…」














「…愛してる。」





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