ピュアなお前に甘めのKiss*


「ごめん佐藤……。」


「宮野くんは、どうなっちゃうの?」


川内くんを殴って、先生に連れて行かれた。

うちの学校は厳しいからもしかしたら退学なんて事もあり得るかもしれない。



「分からない……今校長が判断してる」


そんな……。

もし退学なんてなったらどうしよう。

そんなの絶対嫌だよ……。


私は保健室から出て、教室に戻ると

イスに座って宮野くんの事を待っていた。


しばらくたつと


ガラっと音がしてドアが開く。

そこには帰って来た宮野くんがいた。


「宮野くん……!」

走って彼に駆け寄れば、宮野くんは切なく笑う。









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