ピュアなお前に甘めのKiss*


私はトボトボと歩きながら一人で帰った。

これから一週間

宮野くんには会えない。


そうなってしまった原因は私にある。

どうしたら……いいんだろう。


「ただいま」

私は家に帰ると、すぐに部屋に入った。


「お姉、ご飯は〜?」

「いらない……」

食欲もなくて、ただベットに横たわっていると

携帯が鳴った。


ピリリリー

未来ちゃんだ……。

私はそのままの体制で電話を取ると


「もしもし」

生気のない声でそう言った。



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