2人のユウト





「おい、そんなこと言うなよ」



 私と女の子の間に、勇都くんが立つ。


 まるで私を守るみたい。





「幸菜はそんなことしない。
俺が好きだから告白した。
ただそれだけだ。

お前らに関係ないだろ」



 勇都くん・・・。



「ご、ごめんなさい!」



 人が変わったように謝る女の子。



「俺じゃなくて幸菜に謝れよ。
お前らより、幸菜の方がよっぽど良い奴だから」



「ごめんなさい、日下さん!」



「え?・・・あ、私は大丈夫、です」




 私が言うと、女の子たちは急いで席を離れた。




「ゆ、勇都くん・・・」



「大丈夫か幸菜」



「うん・・・」









< 102 / 368 >

この作品をシェア

pagetop