君との距離、2歩分。



窓の外を眺める私のスカートのポケットの携帯が震える。



私はメグちゃんに隠れて、携帯を開いた。


待ち受け画面に表示された『1件受信』の文字。



受信ボックスを開くと、陽大くんからのメールだった。



…さっき別れてから10分しか経ってないのに、何かあったのかな?




『七世、千波留ちゃんと付き合ったみたいです。』




―――…え?





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