彼は、魔法使い
きっと、売ってるのは直樹さんの方。


それを買ってしまうあたしも、あたしだけど、、、


「ホント、可愛くねぇ女」

「それ、褒め言葉として受け取っておきますね」

「褒めてねぇよ」


あたしはそれを、軽くあしらうことにした。


だって、、、


ここであたしが折れてあげないと、いつまで続くかわからないし。


それに、これから奈々ちゃんとの約束もある。


1回シャワーも浴びたいし、そろそろ帰ろうかな?


そう思い、直樹さん以外のみんなに挨拶をして、お店を出ることにした。


「俺には、挨拶ねぇのかよ」


もう、ホントに大人気ないんだから!


「また、明日」


仕方なく、直樹さんにも挨拶をしてお店を出た。

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