彼は、魔法使い
お父さんが「お店を手放す」と、言った時。


正直、大好きだったお父さんのことを、嫌いになりそうだった。


だって、、、


お父さんのお店には、たくさんの思い出が詰まっていたから、、、


でもお店を手放す理由聞いたら、何も言えなくて、、、


ぶつけようのない思いだけが、あたしには残った。


そして、、、


どうしてあたしは美容師(トップスタイリスト)を目指していたのか、わからなくなった。


だから、、、


あたしはパリに全てを、置いて来たんだ。


もう一度、スタートラインに立つために、、、

< 3 / 343 >

この作品をシェア

pagetop