彼は、魔法使い
せっかく、省吾さんがやったカットに助言みたいなことを、、、


「今から、瑞穂にやろうと思ってたんだよね」


省吾さんは、苦笑いする。


「す、すいません」

「ううん、気にしないで。芹香ちゃん、瑞穂のことよくわかってるね」


省吾さんは、そう言ってくれたけど、、、


あたし、本当に余計なことを、、、


「芹香ちゃん、詳しいんだね」


志麻のカラーを続けながら、悟さんは言う。


「そんなことは、、、」

「サイドにアクセントカラーのメッシュなんて、省吾に言って置きながら?」


直樹さんは、嫌味たらしく言う。

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