あなたが作るおいしいごはん【完】
冷蔵庫を開け
タッパーの中に詰められていた
《玄米入りご飯》
《白身魚のシート蒸し》
《野菜と厚揚げの中華炒め》
を取り出して電子レンジで温めた。
シンクで手洗いを済ませ
他にも入っていた
《さつま芋とカボチャの
マヨネーズサラダ》も取り出して
テーブルに置いた。
これは、今日の料理教室のメニュー。
彼は当日の教室の開講数時間前に
速水君と瀬名君達と
その日生徒さんに作って貰う為の
メニューの見本を必ず作っている。
たくさん作って残ると
速水君や瀬名君は
料理研究と食費節約を兼ねて
自分達の夕食、昼食(金曜)用にと
マイタッパーに詰めて
貰って帰っているけど
私がアルバイトの日はこうして
彼は私の分も取り分けておいてくれて
『…萌絵は俺と一緒に帰るんだ。
絶対に1人で勝手に帰る事は
許さないから、俺を待ってる間
専用の冷蔵庫に入っているご飯を
温めて食べておきなさいね。』
と、それらをタッパーに詰めて
冷蔵庫に入れておいてくれている。