LOVEFATE~理由~


放課後の廊下――



その告白はただ

“好きです”と伝えられただけのシンプルなもの





「ごめんなさい」



もちろん、断った



俊ちゃん以外の人を好きになる事も、

付き合う気も私はさらさらない


それに、特に彼氏が欲しいとかも思わなかった




「そっか。

分かった。
ごめん」


その男の子は私達に背を向け、

廊下を駈けて行く




その姿は、一応私にフラれ失恋したのに清々しくて、

初めから答えは分かっていたのだろう



自分の中で、
何か区切りをつけたかったのだろう



次に進む為に



片想いでも俊ちゃんへの恋を終わらしたくない私は、

真似出来ない


次に進む気もないから




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