LOVEFATE~理由~
「キツイ事言ったけど、
結局俺には関係ない事だからどうでもいいんだけど」
ナツキは手にしたウイスキーのグラスの氷を揺らし、
それを眺めている
カラカラとした音が、
耳に届く
「俺は男だから、
どうしても男の味方してしまうだけだから」
そうやって私を責めたのは、
ナツキだけだった
この事を話したもう一人の篤君は、
そうやって私を責めずに慰めてくれた
今思うと、篤君も俊ちゃんを責める事は言わなかったけど
篤君も男だから、
本音ではナツキと同じ事を思っていたのかな……
あの後、私の両親はその事で俊ちゃんを責めていた
両親は、私のお腹の子供は俊ちゃんの子供だと思っていたから、
本当に俊ちゃんが許せなかったみたい
俊ちゃん達の両親にも、
私は謝られて
その事がきっかけで亮ちゃんと別れる事になった蘭子ちゃんは、
俊ちゃんは責めても私を責める事は無かった
だから、私は自分ばかりが可哀想なんだって――…