LOVEFATE~理由~


うとうととしていると、
部屋がノックされた



あれ?
お母さん今日パートじゃないのかな?



もう帰って来たの?




ちらりと枕元の目覚まし時計を見るが、

15時だからまだお母さんが帰って来るのには早い




蘭子ちゃんは、バイトを休んでいればそろそろ帰って来る時間だから……


蘭子ちゃん?




「はーい」


私がそう返事すると、
ドアが開くけど



そこに立っていたのは、
俊ちゃん





「え、俊ちゃん?!」


ベッドに寝転んでいた体を、

驚きから思わず起こしてしまう




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