LOVEFATE~理由~
「ただ、俺と蘭子が付き合い出す少し前くらいに、
倉木が蘭子の事好きだって言い出して…」
倉木さんの名前が俊ちゃんの口から出て、
いやなくらい心臓が鼓動を速めている
「べつに、俺は周りに蘭子の事を隠したいわけじゃないけど、
倉木が蘭子に惚れてるから蘭子との事は誰にも言えなくて…。
何処から倉木の耳に入るか分からないから、
蘭子には、恥ずかしいからとか適当に理由付けて、
とにかく付き合ってる事は誰にも秘密だって釘さして」
蘭子ちゃんはそれでも、
女友達に言って
その子が倉木さんに言っちゃってるけど
「そうやって周りに隠すようにしていたら……。
本当、俺、蘭子と付き合ってる気なんて最近は全然無かった。
あいつもそうだと思う」