LOVEFATE~理由~
◇
私、俊ちゃんの順番にシャワーを浴びて、
再びベッドに腰を下ろした
真っ裸ではないが、
私も俊ちゃんも素肌にバスローブを羽織っているだけ
部屋を薄暗くし、
この状態でずっと沈黙が続いている
時間も限りあるのだから、
始めるならば始めないとと思うけど……
このまま何もないまま時間が過ぎてしまっても、
いいような気もしてしまう
怖い、から
俊ちゃんに私が初めてじゃないって、
バレてしまうんじゃないかって……
このまま私は、
俊ちゃんには処女なのだと突き通そうと思う
もし、初めての時みたいに痛くないとしても、
痛がる演技をすればいい
実際、私はその痛みを知っているのだから、
どう演じればいいのか分かる
倉木さんとの事があってから、いつか俊ちゃんとそうなる時はそうしようと、
ずっと考えていた
微塵も、本当の事を言うつもりなんてない
隠し事はダメな事くらい分かるけど、
言えるわけがない
俊ちゃんを失いたくない――