LOVEFATE~理由~
「――けど、だからって、
本当に倉木の子かどうかなんて、分かんないだろ?」
もう語気に力が無い
それでも俊ちゃんは固くなに信じたくないみたい
「俊太、英梨ちゃんは俺の子を妊娠しているんだよ」
「違う…。
そんなの、あり得ないだろ?
いくら倉木が避妊しなかったからって、だからって…」
俊ちゃんは自分の髪を引っ張るように、
掴んでいる
動揺しているどころじゃなくて、
今まで見た事もない俊ちゃんのそんな姿
「俊ちゃん、本当にごめんなさい…。
私、妊娠だけじゃなくて、
倉木さんと浮気した時点で俊ちゃんを裏切っていたのにそれを隠して…。
こうなる迄、俊ちゃんをずっと騙しててごめんなさい」
「英梨、なんで謝んだよ?
謝んなよ…。
倉木と浮気したのも、
俺のせいだから…。
だから怒ってないから」
俊ちゃんは私が離れて行く事を感じ、
必死に繋ぎ止めようとしている
私の裏切りも、
そうやって許して
こんな形で、俊ちゃんにこんなにも愛されていた事を知るなんて