LOVEFATE~理由~

「英梨には悪いけど、
俺はあの時の事は後悔してない。

英梨の体に、あんな男の子供が居るなんて思っただけで、おぞましかった」




やはり、亮ちゃんは気付いていた



あの日、倉木さんと俊ちゃんとの話し合いに来た時、


玄関先で亮ちゃんと会った




あの時に、亮ちゃんは私が倉木さんと何かある事に気づき




あの雨の日、私が泣いていた時の相手が倉木さんだと、
分かったのかもしれない





「俊太は、英梨が憎むべき相手じゃない。

英梨が憎まないといけないのは、俺なんだよ」




そう言われても、
分からない



今さらそんな風に言われても、
亮ちゃんが急に憎くなれない




「だから、英梨は俊太と幸せになればいい」



それだって、だからって急に俊ちゃんとそんな風に思えない



それに、子供を護れなかった私の罪は、真実がどうあれ消えない



だから私は幸せになると、
罪悪感に潰されそうになって、きっと苦しいと思う




< 515 / 728 >

この作品をシェア

pagetop