LOVEFATE~理由~
「英梨には悪いけど、
俺はあの時の事は後悔してない。
英梨の体に、あんな男の子供が居るなんて思っただけで、おぞましかった」
やはり、亮ちゃんは気付いていた
あの日、倉木さんと俊ちゃんとの話し合いに来た時、
玄関先で亮ちゃんと会った
あの時に、亮ちゃんは私が倉木さんと何かある事に気づき
あの雨の日、私が泣いていた時の相手が倉木さんだと、
分かったのかもしれない
「俊太は、英梨が憎むべき相手じゃない。
英梨が憎まないといけないのは、俺なんだよ」
そう言われても、
分からない
今さらそんな風に言われても、
亮ちゃんが急に憎くなれない
「だから、英梨は俊太と幸せになればいい」
それだって、だからって急に俊ちゃんとそんな風に思えない
それに、子供を護れなかった私の罪は、真実がどうあれ消えない
だから私は幸せになると、
罪悪感に潰されそうになって、きっと苦しいと思う