LOVEFATE~理由~



朝、目が覚めると、
喉に痛みを感じた


暖房が効き過ぎで、喉が乾燥している




私はリクライニングシートを全開まで倒し、
毛布にくるまっていた




今日は、クリスマス



子供の時は、クリスマスの朝こうやって目覚めると、

枕元にはプレゼントが置いてあったな、と思い出した



それは、私が小学校の低学年の間迄続いていた




私が小学校に入った年から、
プレゼントは二つに増えていた



親がサンタのふりをして用意してくれるプレゼントの横に、

蘭子ちゃんが飴とかのお菓子を置いてくれるようになっていた




今、一人になってみて、
どれだけ家族が大切なのか嫌な程分かる




一人は嫌だけど、
あの家には居たくない




今回の事で、

両親は長年仲良くして来た向かいの家との関係が壊れてしまった


蘭子ちゃんは亮ちゃんと別れ、
俊ちゃんとも仲が悪くなった




この先もあの家に居て、
私はそれを見続けて行く事がもう耐えられない



それに、あの家に居たら、
嫌でも俊ちゃんに会ってしまう



俊ちゃんの居ない場所へ、
行かないと――…

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