LOVEFATE~理由~
◇
朝、目が覚めると、
喉に痛みを感じた
暖房が効き過ぎで、喉が乾燥している
私はリクライニングシートを全開まで倒し、
毛布にくるまっていた
今日は、クリスマス
子供の時は、クリスマスの朝こうやって目覚めると、
枕元にはプレゼントが置いてあったな、と思い出した
それは、私が小学校の低学年の間迄続いていた
私が小学校に入った年から、
プレゼントは二つに増えていた
親がサンタのふりをして用意してくれるプレゼントの横に、
蘭子ちゃんが飴とかのお菓子を置いてくれるようになっていた
今、一人になってみて、
どれだけ家族が大切なのか嫌な程分かる
一人は嫌だけど、
あの家には居たくない
今回の事で、
両親は長年仲良くして来た向かいの家との関係が壊れてしまった
蘭子ちゃんは亮ちゃんと別れ、
俊ちゃんとも仲が悪くなった
この先もあの家に居て、
私はそれを見続けて行く事がもう耐えられない
それに、あの家に居たら、
嫌でも俊ちゃんに会ってしまう
俊ちゃんの居ない場所へ、
行かないと――…