LOVEFATE~理由~
「まりえちゃーん。
そろそろスタンバイお願いします」
撮影スタッフの男性が、
こちらに向かってそう声を掛けて来る
目に映る、大きなベッド
そのベッドの上に、
今から私が共演するAV男優さんが居る
先程、そのAV男優さんとは挨拶を交わしたが、
向こうはベテランみたいで、
任せてくれたらいいと、言ってくれていた
歳も、私よりも一回り以上も上
「今、行きます」
私はパイプ椅子から立ち上がり、
社長の方を振り返った
「社長、言ってましたよね?
初め、本当は私を企画単体で使おうと思ったけど、
単体で使おうと思い直したって」
初め、成瀬社長は私を見て、
AV女優のランクで最高位である単体女優ではなく、
それより下の企画単体で使おうと思っていたらしい
だけど、成瀬社長は私を単体女優で使うと思い改めた理由は