LOVEFATE~理由~
「――社長、私が抜けても、大丈夫なんですか?」
「ああ。
俺がスタッフに土下座でもなんでもしてやるから、行け」
なんとなくだけど
私がこうやって、
仕事を飛ぶんじゃないかって社長は予感があって
今日も、私のマネージャーとして、
付いて来たのかもしれない
ただ、こんな飛行機の事故が起きるとかの予測じゃなくて、
私自身が、もうAV女優として駄目なんじゃないかって
社長の思っていたように、
今日の私はこの事故の事がなくても、
仕事が出来そうになかった
「まりえ、俺はそんな感じだから送ってやれないが、
ここを出て、右を行けば大きな道路があって、
すぐタクシーが捕まると思うから」
「はい。
社長、ありがとうございます」
私は手で涙を拭き、
ベッドに落ちているスマホを拾い、
それを鞄に突っ込むと部屋から出た