Tomorrow Train


何処かで会ったことあったかなあ…



朝、出会った男の人
朝、注意された男の人



ただ それだけなのに


一日中考えてしまってた。


こんなに
一人の人を考えたことなど

なかったかもしれない




「あこ、木元先輩が呼んでるよ」


昼休み



木元先輩…?

何の用だろう


「お、藤木!」


木元先輩は


私がマネージャーをしている
陸上部のキャプテンで
学校のアイドルだった



軽くあげた左手が
射し込む光に照らされていた。



「すいません、どうしたんですか?」

「あ、あんな…ちょい言いにくいんやけどさ…」




木元先輩の話はこうだった



来月末に控えた
大会のために自主練をしたい
タイムを計ってほしいから
明日から早く来てくれる?



「はい!もちろん!」



ありがとな、


そう言って先輩は笑う

隠れてた八重歯が
すっ、と覗く




せんぱい、





胸の奥で

何かが動いた



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